2025年4月号 集合意識のパワーと集合無意識の偉大な力

集合意識は、複数の人々が同じ意識をもつと、潜在意識の奥深くでつながって、その思いが人数倍の相乗効果のパワーとなり、思い通り言葉の通りの現実を生み出します。

それがプラスの意識なら素晴らしい出来事や状況を現実化します。マイナスの思いや言葉ならマイナスの現実を生みだします。

そして自分も心の奥に同じ意識が少しでもあれば、表面意識ではそういう思いがないつもりでも、大きな集合意識のパワーに引っ張られて、同じ思いを持ってしまい、人生が強い影響を受けてしまうのです。

一方、人間の集合意識のさらに奥には、全人類がつながっている部分があり、それを集合無意識といいます。意識のパワーは人数倍の相乗効果をもたらします。

ですから全人類の数の相乗効果により、さらに巨大なパワーとなります。

真実の世界では、人間は本来、神であり仏ですから、集合無意識の一番奥には、全人類の人数倍の力の偉大な神であり仏性として愛と光のエネルギーが存在しています。

また集合無意識を科学の分野では、ゼロポイントフィールドともいいます。

超能力は社会全体の集合意識によって抑圧されて発揮できなくなった

例えば人間は本来、超能力をもっていたようなのですが、近年、科学こそが真実という概念が人類社会の常識となり、その結果、科学信仰をまったくもってない一部の人を除いて、科学的には証明不可能な超能力の力はなくなってしまいました。

昔アポリジニやインディアンは、自由に超能力を使って平和に暮らしていたのです。

社会全体の集合意識の抑圧により、超能力の発揮がむつかしくなってしまったようです。

人類全体が共有する信念が集合意識によって現実化している・・・虚の世界

つまり現に事実があるから、人類や社会の常識や信念があるのではなく、逆に人類皆が共有する常識や信念があるから、それが現実化して事実を生じている、という仮説がなりたちます。

これは実験室で科学の法則を証明するように、証明する方法手段がないので、一様仮説となっています。

しかし言葉通り、思った通りという原点の絶対法則によると、「すべての事実は先に言葉あり」なので、これは真実なのです。

人類社会に存在している科学の法則も、集合意識によって創造されたにすぎないのです。

新たな説をより多くの人々が信じることになると、集合意識によって科学法則も変化してしまいます。

だからこの世の現実は、すべて言葉で作り上げた虚の世界なのです。

本当の自分は神 虚の世界の自分は真言で消える

「人間は全て神である」という絶対の世界は、言葉によってつくったものではなく実在する真実なのです。

集合意識は人間の思いで作った虚の世界のパワーですが、集合無意識は絶対真実としての全人類の繋がりであり、真実そのもの大きなパワーの偉大なる存在です。

全人類の繋がりである集合無意識を神とよぶのです。

自分が信じ込んでいる、個人的信念や価値観、また過去の体験によるトラウマなども、真言を唱えることによって消えます。

おなじく集合意識である人間社会全体の社会通念や常識や、人類が営々と作り上げた科学の法則も、また近年の環境破壊の原因である偏った豊かさやお金を求める人間の行き過ぎた欲望も、真言をとなえる一定の割合の人々によって消すことができます。

人類のほとんどが信じ求めている集合意識を、自分の言葉と思いで全て消すことは無理ですが、自分自身の心の中から消すことはできます。

完全に消しきれば、集合意識である人類全体の常識や信念の影響は受けなくなります。

簡単ではありませんが、「ありがとうございます」という強力な真言をもってすれば、消しきることもできるのです。

そうすると、奇跡も当たり前におこせるようになります。

今、世間の信念や常識に追随することはとても危険です。

今自分が何を選択するのかが問われているのです。

今こそ、祈りの力で地球人類の平和と調和を取り戻すことが、最重要課題なのです。