2018年5月号 桜の花の様に生きる

桜の花の様に生きる

あっという間に桜の花は、はかなく散ってしまいました。桜は、執着や思いを残さず、役割を果たしたらサッと消えてしまいます。次に花咲く時期とは一変し緑一杯になる、そして緑も散らし、枝だけになります。
逆に我々人間は過去に執着し、過去を残して過去を生きています。
「私はそんなことはない!」とおっしゃいますか?
では質問?自分の価値観や信念、常識は、いつできあがったのでしょうか?自分の知識や能力はいつ身についたのですか?自分の習慣や行動パターンは、いつ身につきましたか?
全て今この瞬間から、さかのぼった過去と言う時間に身についたのですね。そして今もその価値観で暮らし、その能力を使って仕事をしたり、お料理したり、考えたり計画したりしていらっしゃるのではないでしょうか?
全て過去。過去を生きているのです。

 

過去を生きると、究極運が悪くなる

その過去のお蔭で、良い価値観が身について、仕事が順調だったり、人間関係が良好だったりするかもしれません。
そうすると、人間は、ますますその習慣や能力や価値観や信念にしがみついて生きてしまうのです。
「えっ、そのどこがいけないのかって?」「うまくいってるんだからいいじゃないか」と思いますよね。ところが過去を生きていると、運が悪くなるという絶対法則があるのです。
良いこともあるかわり、同じプラスの量だけ、マイナスも起きて来るっていう絶対法則が存在します。この法則は、あまり知られていないし、自己啓発の本やセミナーでも伝わってないことが、とても残念ですが、厳然と存在するのです。
右に大きく振れた振り子は、必ず左にも大きく振れるし、小さく右に触れたら小さく左に触れる用ように、人生もプラスとマイナスは繰り返すのです。

 

瞑想すると、今ここを生きれるようになり、運がよくなり幸せになる

呼吸法や瞑想を実践すると、なぜ運が良くなったり、健康になったり、人生が輝いてくるのかと言うと、瞑想状態の時には今ここだけに存在し、過去に一切無関係に生きている状態になるのです。そしてさらに深く瞑想をつづけると、潜在意識に貯まった過去の経験、過去に使った言葉、思い、信念、価値観等が消えて、常に今ここに生きることが出来るので、最高の運命をいきれるのです。すると直観力や能力、感性など、最高に発揮され、今ここで必要なやり方、考えが直感として生まれ、的確な行動をとれ、不思議な位、心は軽くなり、安心と喜びと愛に満ちあふれて生きていけるのです。
ただ残念なことに、呼吸法や瞑想により、貯まりに貯まった過去が消える所まで深い瞑想状態になるのは凡人には、大変難しいのです。
瞑想状態に入るにも、貯まった過去が邪魔してくるからです。つまり過去が雑念や色々な思いとして、浮かび上がってしまって、本当に深い瞑想状態になるなど、至難の技です。

 

感謝行によって過去がサッと消え、無条件の幸せが得られる

しかし、安心してください。とっておきの方法があるのです。
それは感謝行です。なかなか瞑想状態に入れなくても、「ありがとうございます」が過去を浄化する大きな力をもっています。真剣に感謝行を実践すると、どんどん過去が消えていきます。そして、安らぎや愛に満ち溢れた自分に気づき、何が有ろうと無かろうといつもしあわせで、感謝一杯になります。
是非たくさんたくさん、唱えて過去をお掃除し、無条件の幸せを味わい、喜びにあふれた人生を送りましょう。これは決して、理想論でも絵空事ではなく、誰もが入れる境地であり、真実なのです。