2017年6月号 人は、観たもの、意識をむけたものに同化する

朝露

人は、観たもの、意識をむけたものに同化する

 人は、見た物事、意識を向けた物事にすっかり同化して生きていくことになります。

例えば、意地悪な姑に苦労させられた嫁は、気づくと自分も姑そっくりになってしまいます。私自身も、心配性の母に口うるさく言われるのがとてもいやだったのに、ふと気づくと母と同様、子供達に口うるさく小言を言っていることに気づきました。

 また、音楽家の子供は音楽家になり、スポーツマンの親の子は同じくスポーツ選手になっている例は、たくさんあります。

 また、こんな実験が行われました。Aグループには木の絵を見せ、Bグループの人たちには普通の体格の人の写真を見せ、Cグループの人々には太った人の写真を見せた後、どのグループの人にも同じクッキーをふるまったところ、Cグループの人たちが一番たくさんのクッキーを食べたのです。太った人の写真をみると、無意識に太るように、行動してしまったという訳です。

 またオカルトやホラー、ゾンビなどの映画をみると、霊障に合いやすくなるのも、同化現象です。

 

気を付けるのは逆効果?

 よく事故を起こさないよう、被害にあわないよう、病気にならないよう気を付けるようにと勧めますが、これも事故や被害、病気に意識を向けているのですから、逆効果になる可能性を否定できません。

 事故や被害にあって、人生が真っ暗闇におちいるのは、光を受け損なっているからなのです。光を受け取れば、必ず闇は消えるのです。なのに闇と戦い闇を消そうとするのは、対症療法なので根本は変わってない、一旦マイナスが消えても、又再発したり、別のマイナスに出会ってしまうのです。

 いつもプラスの物事を見て、プラスだけに意識を向け、プラスの言葉を使うことが、人生を光一杯、プラス一杯の幸運な人生を生きる為の方法です。

 

現実を見、現実に対処して生きていると、繰り返し過去を生きることになり、人生は変わらない。

 しかし、自分が過去、また過去世からずっと観てきた、経験してきた物事、そして結果的に使ってきた言葉が、一つ残らず潜在意識に溜まりに貯まっていて、その総括が自分の人生として、又自分の住む世界の現実として現れているのです。また映画やテレビを見る時も、自分の潜在意識の内容に合う番組を無意識に選んでしまうのです。これは絶対法則です。

 だから潜在意識にマイナスが溜まっていると、どうしてもマイナスが見えてしまう、マイナスを選んでしまうのです。

 

どんな人生を生きるかは、自由に選べる

 しかし、どんなマイナス一杯の潜在意識であっても、言葉だけは自由に選ぶことが出来るのです。

そして結果として、言葉通りの現実を見ることになり、さらに見た物事に同化してゆきます。

 だから今、どんなに不運で辛いことが目の前に起きていようと、どんなにマイナスが一杯であろうと、しっかりとプラスの言葉を選ぶ、言いかえるとプラスの考えを選べばよいのです。

 

人間は誰しも、最高最大絶対プラスを選び、同化するために生まれてきた

 どんな潜在意識の状況でどんなマイナスな人であっても、最高最大の絶対プラスを選べば、あっという間に最高のプラスを観ることになるのです。同じ選ぶなら最高最大のプラスを選ぶべきですよね。

実は最高最大絶対プラスを「神」と言うのです。だから神を選びことは決して一宗一派の宗教に入ることではなく、人間として生まれてきたら誰もが選ぶべきなのです。

神に意識を向けて神と一体化することを「悟る」といい、悟ることが全ての人にとって、本当の人生目的なのです。悟る為だけに、肉体をもってこの地球にうまれてきたのです。

 

 そして既存の宗教宗派とは無縁の真言である「ありがとうございます」は最高最大の神名です。