2012年 6月号 本物の幸せへのチャンス

ハート

本物の幸せへのチャンス

  もうダメだと思った時、あきらめる人と、そこから本氣になってトライし始める人の二種類の生き方があります。自分の人生の中で、絶対にやり遂げなければならないこと、どうしても実現したい目標に向かう途中に壁にぶつかったときこそが、人生のステージが上がるチャンスなのです。ステージが上がるとは、運気がアップすることです。

 人間が「やる」と決意したことは「必ず出来る」。これは真理であり、例外はありません。
現在のステージでは不可能なことも、ワンランクアップしたステージでは可能になります。そのステージに上がるのが本当の成長です。しかし、次なるステージは全く見えない聞こえない触れられない世界なので、多くの人が次のステージに上がるという目標を持てずに、ただあきらめてしまいます。
「ここからがスタート」という意識で前に進む決意を固めた時にこそ目前に広がる世界が本当にあるのです。そこは一次元高い世界で、出会う人もプラス思考で愛にあふれ、運が良く、奇跡さえ起きて目標が実現してゆく想像もできない天国のような世界です。

  最初は現世利益をもとめて「ありがとうございます」を唱え始めると、いろいろな良い事が起きます。しかし、そこはまだ入門コースです。ほんの入り口であり、ちょっとありがとうの効果を試食する程度です。
 だんだん「ありがとうございます」の言霊の力に魅せられ、「ありがとうございます」の言霊の示す方向に心が向いてゆくと、最後に現世の欲を離れて、真実の世界にいざなわれます。全てを捨て、手ぶらになって「ありがとうございます」の世界に入っていくのです。 しかし、そこでふっと不安になり、欲を捨てきれないと、真実の世界、感謝行の本格コースには入れません。
 ここで、真実の世界を本氣で求めるのか、それとも利用するだけの入門コースで終わってしまうのかが決まるのです。

  入門コースでは人生の根っこは変わらず、ちょっと実や花がついたという程度の変化です。もちろん、感謝法のお陰で良い事が起きたのですから一時はうれしくなるのですが、人間は同じ状況が続くと、それに対して喜びの感情は薄れ、当たり前になっていきます。また、一時は良くなっても、またマイナスになったり、別のマイナスが現れたりするかもしれません。そこに幸せは存在しなくなります。
 しかし、本格コースに入ると人生の根っこが変わります。だから全てが変わってくるのです。同じものを見ても、感じ方はすっかり変わって、とてもありがたく美しく見えるようになります。
 そして、その次の段階では、永遠の命の存在である自分、つまり本心の自分がそこに存在するのです。そして、永遠の安らぎ、永遠の幸せを実感出来る日々に変わっていきます。
 「ありがとうございます」を実践し続けて限界を感じたとき、それは本格コースの入り口に立った時なのです。勇気をだして、真実の世界の本物の幸せを手に入れましょう。

新たなる無限の無限の幸せが無限に無限に一杯 ありがとうございます。

のさかれいこ