2012年 4月号 奇跡を受け取る言葉「ありがとうございます」

無限のありがとうございます

奇跡を受け取る言葉「ありがとうございます」

大自然の不思議な計らいの中で

  私のベランダの1か月前に購入した早咲きの河津桜の木に,3輪だけつぼみができました。 春ですね♪ 買った時は1枚の葉もなく細い枯れ枝のようでした。でも枝に緑色の点々がつき始め、やがてふくらみ、そして少しずつ面積を広げて葉っぱになっていく、それだけでも日々うれしかったのです。ところが、妙に赤い葉だなと思っていたのが花のつぼみだとわかり、日々成長してふくらみ、赤みを増してゆきました。他を探してもたった三輪だけ、そしてとうとう、今朝うっすらピンクの花を開いたのです。もう感動、かわいくてかわいくて何枚も写真をとりました。

 春には必ず花を咲かせてくれる桜は、なんと律儀に約束を守ってくれることでしょうか?何の駆け引きもなく、ただ淡々と季節がくると葉を茂らせ花を咲かせ実をつけるのです。小学校の卒業記念のサイン帳に先生が『薔薇の木に薔薇の花咲く。何の不思議なけれど』と書いてくださった意味がやっとわかりいました。桜の木に桜の花が咲くのは当たり前、でも、考えてみるととっても不思議なことです。誰がそんな命の循環のしくみをつくれるのでしょう?どんな約束なのでしょう。 大自然の奇跡をつくづく味わった数日でした。

 

見返りを求めないギブの生き方

 考えてみれば私がこうして生きているということは、呼吸ができている、心臓が動いている、そして食べた物も胃で消化できる、全て不思議な計らいですね。さかのぼれば1歳を過ぎると自然に歩きはじめ、がんばって努力することもなくしゃべり始めるのも奇跡です。努力によって歩いたりしゃべったりするのなら、親子で氣が遠くなるほどがんばらねばなりません。私達は、そんな奇跡を無限に受け取って、生きて活動しているのですね。
 もうすでに無限の奇跡や喜びを受け取っているのですね。それに対して感謝を忘れないで、恩返しの生き方をしたいものです。
 春夏秋冬と季節は循環し、そして命も親から子へ孫へと受け継がれて循環しています。地球上の水も空気も一大循環を繰り返し、全ての生き物を生かしています。
 自然は一大循環の姿で、全てを生かし命と命の不思議を与え続けています。全く何の見返りも要求することなく命を与え、喜びを与え続けています。

  この不思議でありがたい奇跡を、最大にパーフェクトにタイムリーに受け取る言葉が、「ありがとうございます」なのです。この言葉を唱えることで奇跡がおきて、人間関係が良くなり、体調がよくなり、知恵が働いて、運がとってもよくなるわけです。
 大自然の一大循環にうまく乗るには、見返りを求めないギブの生き方が必要です。そうすると順流にのって運が良くなるのです。感謝行と笑顔で、喜び一杯、プラス一杯で順流にのって、楽しく生き生きと暮らしていきましょう。

新たなる無限の無限の奇跡が、一大奇跡が無限に無限に一杯、ありがとうございます。

 

のさかれいこ