2011年 7月号 「儲ける為に生きたらダメなのですか」
「儲ける為に生きたらダメなのですか」
社会という怪物
ある受講生さんから質問されました。「なぜ、儲けたらダメなのか、わかりません」
たしかに「一生懸命働いて、よりたくさんのお金をゲットしたい」誰もがそう思いますね。お金は絶対必要ですね。食費、住いの賃貸料やローン、子供の教育費など、また被災者への義援金のためにも収入は少ないより多い方がいいに決まっている、そう思いますよね。
しかし、社会という怪物にのみ込まれ、環境にあおられてお金や地位を求めると、自分の中の執着心や虚栄心をコントロールできず、自分を見失ってしまいます。残念ですが、今ほとんどの人はそんな状態のようで、日本はストレス大国うつ病大国です。お金を一円でも多く稼ぐ為に心と体を使い、疲れ果てるまで働き、まるでお金の奴隷となって生きているようです。お金はみんなが求めているから熾烈な競争となり、得るために大変な努力を要し、あせりや不安、嫉妬に囚われます。その結果運気を大きく落とし、七難八苦に見舞われてしまうと抜け出られなくなります。
氣は自分の為に使うと疲れ、人の為に使うと元気になる
そんな生き方を捨て、自分をしっかりと持って自分らしく生き生きと豊かに暮らしたいですね。働くとは「端(ハタ)を楽にする」という意味だそうです。世の為人の為に、今ここでやるべき事を「全力で、真剣に、気(命と心のエネルギー)を配って行き届くよう、本気で働く」と大きな充実感と喜びが湧きあがります。お掃除でも接客でも本気で行き届くよう真剣にやると楽しくなります。楽しくならなかったら本氣になってないのです。欲望に支配され自分の働きをお金に換算すると疲れる、「氣」は自分の為に使うと疲れ、人の為に使うと元気になるからです。そして喜んで働いた結果として、必要なだけ必要なタイミングでお金が入ってきたらいかがでしょうか?笑顔セラピーの多くの方々がそれを経験していらっしゃいます。
与えたものが与え返される
あなたはどちらの生き方を選びますか?そう聞かれると「後者を選びたいけどそんなうまい具合に必要なお金が入ってくるのかな」と思われるのではありませか?大自然のルールは、「与えたものが与え返される」ので、多く与えると必ず与え返されます。また「競争をすると運気が落ちる」「大自然はギブの方向に流れている」から、人間も大自然の流れにのりギブを生きると運気が上がり、良い事良い物が与えられて物心両方、豊かに暮らせるのです。
これらは100%つまり例外のない法則なのです。人々や社会に与える量と質を多くしてゆけば、その結果多くが与えられます。ただし受け取る量を多くするために多く与えるのではギブではなくテイクです。ギブすると人生の根っこが伸びます。その結果として実(お金)や花(社会的地位や出世)をありがたく受け取り、その花や実をさらにギブするために使うと良循環となり、仲間や家族と楽しく安心して暮らせ、競争は必要ありません。波動同調の法則で、人より裕福でいたいと思う人はそういう人と引き合ってさらに競争を激化しますから、人が信じられなくなるようですね。
いよいよ天命に生きる時が来た
「自分の存在を人々の役に立つように成長させる」という天命を誰もがそのDNAの中に生まれつき持っているようです。
東北の大震災以来、時代は急速に変わっています。今競争に生きると大変危険です。人からどう見られているかを氣にしすぎるのも競争社会の現象です。
堂々と自分らしく生きることを今始めましょう。そのために、笑顔とありがとうが絶対必要なのです。
ありがとうございます。
のさかれいこ