2015年5月号 幸せの青い鳥を見つける方法

 私達は、日々幸せを目指して努力しています。努力の量に比例して幸せになれれば、文句はないし迷いもないのですが、現実はそうならない事を経験しています。

 日本人は、敗戦の焼け野が原から勤勉努力をし、知恵を絞りに絞って、科学技術を発達させて近代文明を開発し、教育レベルも上げました。しかし今やうつ病多発や自殺の件数は3万5千人を超え、科学の発達で生活は便利になったけれど、多くの人が何か縛られている感覚があると感じ、無垢な子供たちでさえ、いじめや事件に巻き込まれます。

 理論的に正しい方向に、努力を重ねて頑張れば幸せになれると信じて、生きている人が大半だったけれど、今そんな生き方に疑問を感じている人が増えています。

 

幸せの青い鳥は今どこに??

我々の本物の幸せという青い鳥はどこにいるのでしょうか?見つけなければせっかくの人生、むなしくなるだけならいいのですが、地獄にはまってしまいかねないのです。

 実は青い鳥は、努力して探しまわってもどこにもいない!

それは今ここにいるから・・・今ここを、無視して探しに行くから見つからないのです。

 さあ、今ここを、よーく観てみましょう。マイナスがあるでしょうか?マイナスだらけだと感じる人は、肉体の目(=意識や感情)にマイナスの色眼鏡をかけて見ているのです。逆に本心の目を使って今ここを見てみると、プラスだけしか無い―それが真実なのです。私達の本心は神そのもの、自分自身が神であり、完全円満完璧であり、全知全能無限力、そして愛そのもの、本心は無条件の幸せ、無条件の安らぎ、無条件の喜びなのです。これは100%の絶対真実で、誰一人例外が無いのです。

 ところが私達人間が、肉体の目でマイナスを見、耳でマイナスを聴き、使う言葉でマイナスを創り上げます。言葉通りになるという宇宙の絶対法則が働いているからです。

 本心の幸せだけの状態と肉体人間である自分の感じ方は、なぜこうも違うのでしょうか?

 

鉄の洋服を脱ぎ捨てる時

それは、神としての本心の自分が、我という肉体と感情、そして自由に言葉を駆使して作り上げた鉄の洋服を着ている状態が我々の姿で、鉄の洋服が本心が現れ出ずるのを妨げているのです。

 だから鉄の洋服、つまり潜在意識をきれいさっぱり脱ぎ捨てればいいのです。または溶かして消し去ってしまえばこっちのものです。

 言葉が運命の全てを決めるのです。中でも特別な言葉である真言は、積み重ねる一方で本来一切消えることのない言葉の一大集積(=自分の運命を作っている大元、つまり潜在意識)を消し去る魔法力を持っているのです。中でも「ありがとうございます」という真言は、本当に素晴らしい偉大な力を持っていて、潜在意識の中をきれいに消し去り、無条件の愛、無条件の幸せ、無条件の安らぎ、無業件の喜びのエネルギーに置き換えるという、偉大なる魔法力があるのです。

 感謝行の実践が、鉄の洋服を脱ぎ捨て、本心の自分に目覚め、今ここに本物の幸せの青い鳥を見つけることができるのです。

ありがとうございます。

のさか れいこ