2010年 4月号

2010年 4月号

4月、とうとう来ちゃいました!!ピカピカの新しい地球、新しい時代が!見たこともないくらい素敵な時と空間、そしてそこに住む人々です。
今年の桜はそれを感じ取って、喜び勇んで咲いていることでしょう。
プラスだけ。幸せだけ、喜びいっぱい、優しさや愛があふれた地上天国です。
それを感じ取る心があるかないかだけが重要です。感じ取る心を持つことが急務です。
そのために「ありがとうございます」を一杯唱えて笑顔してくださいね。

養鶏や農業を営んでいらっしゃる高橋丈夫さんは、そのご著書で「今、地球の変化が静かに進行しています。地上の生き物は地球のエネルギーに満たされ始めています。私の鶏たち、畑の作物はいち早くその変化に気づき、これを全身で受け止め喜びにひたっています。今こそ、周囲の動植物たちから、住んでいる地球、宇宙との関わり方を学ぶ時期です」とおっしゃっています。
また、こんな記述がありそこを読んだとき私は人生観が変わりました。

ある日、鶏に餌をやっているとき、鶏達がいっせいに悲しげに鳴いているのに気付きました。私は唖然としました。その鶏達は1週間後に、廃鶏(卵を産まなくなったので肉にする鶏)として処分場に出荷する運命にあったのです。その電話を処理業者に電話をいれたばかりだったのです。私の養鶏場に来てから苦楽をともに2年、私の勝手で実験のために食べ物を変えられ下痢をしたり糞が固くなったりし、それらの苦難を乗り越えやっと生き抜くことができて、そして処分場へ行くことが決まったら、怨むでもなく、なげくでもなく、それを決定した私に静かに別れを惜しむのです。
農家の集まりで牛を飼っている人に出会いました。約50頭の黒毛和牛を飼っていましたが、半分は彼自身が、半分は彼の父親が世話をしています。ところが同じ条件で仕入れた子牛を同じ飼料でそだてているのに、彼自身が育てた牛は120万円近い高値で売れ、父親のは60万円位の安値しかつかないのです。それは育て方に大きな違いがあったからです。父親は「こんな糞をしやがって」などと言いながら牛を蹴飛ばしたり罵ったりしながら世話をしていたのです。彼は毎朝牛小屋に行くと「今日は顔色がいいなあ」とか「お前は男前が上がったなあ」といい頭をなぜながら牛の世話をしていました。すると彼の世話している牛たちは、筋肉の中に脂肪が入ったいわゆる霜降りの状態にその肉を変えていく、常識でいうと筋肉の中に脂肪を入れるなど、不健康の極みだというのに。牛たちは自分の健康を犠牲にして飼い主の希望する体型や肉質に自らを変えてゆくのです。そしてまた運命が決定すれば自分が慕っている飼い主に静かに分かれを告げ人間の魂、人間の肉体と一体化するために、処分場に赴くにちがいありません。(スペースの関係で原文より少し記述を変えた個所があります)

私はこれを読んだとき、感動でおお泣きしながら気づきました。「大きな犠牲と愛の上で生かされてきたこと、この上は恩返しの生き方しかない」ということを・・・。ありがとうございます。
             

のさかれいこ