2013年12月号 本当の自分探し

 2013年もとうとうあと1カ月となりました。2013年は世界中で天変地異が起こり大変な年でした。しかし夜明け前が一番暗いのです。朝日輝く新年を迎えましょう。

 

そのために絶対必要なことは、本当の自分として生きることです

 肉体人間としての自分の奥に、本当の自分が隠れんぼしているのです。肉体や魂の自分は、本当の自分の着物のようなものです。魂とは、過去に使った言葉や体験、思考したことが、全て溜まり集まった潜在意識の自分です。潜在意識に溜まったことが行動パターンとなったり、感情反応となったり、性格、病気などとして現れます。だから人生は過去に牛耳られてしまい、不自由なのです。

 肉体や魂の自分は、とりあえずこの地球で生きるために必要な道具として与えられたものです。道具を自分だと勘違いして生きると、その自分には本能として欲があり、その欲望を満たすために生きることになるので、本当の自分からますます離れてしまいます。するととても不自由で苦しい人生となります。欲を持った偽物の自分が出しゃばると、本当の自分は謙虚に姿を消し隠れてしまうのです。

 道具の自分が努力し頑張って勝ち組になると、いかにも幸せそうに見えますが、騙されてはいけません。健康・経済・出世・人間関係・精神状態などの全てに勝ち続ける人は決していません。肉体人間が生きている世界の法則は、プラスとマイナスは交互にやってくるものと厳然と決まっているのです。仏教で「人生は四苦八苦。勝者必滅会者定離」といわれている由縁です。

 

本当の自分は完全完璧無限力

 その過去が詰まっている潜在意識を大掃除し、その奥に存在する本当の自分を呼び出す言霊のことを「真言」と言い、真言を唱えることを「祈り」といいます。真言とは宇宙の真理をそのまま秘めていて、過去を消すことができる唯一絶対の言霊なのです。

 祈るとは宗教行事のことではなく、生きる上で最も重要なことです。祈ることによって本当の自分として生きることができ、自由で、無条件の幸せと喜びで満ち溢れ、肉体や魂の自分を道具として駆使し、他の為に働く愛の自分です。愛の自分は、そのために必要な能力、知力、直観力、体力、健康、財等全てを持つことが出来、それらを最高に生かして使えるのです。つまり本当の自分は完全完璧無限力の神なる存在なのです。道具の自分は神なる本物の自分に使われた時にこそ、本領を発揮することができるのです。

 21世紀は宗教を介さずに、だれもが「神人」として生きる時代です。そして「ありがとうございます」の祈りは、この時代を乗り切り神人として生きるために天から与えられたプレゼントなのです。だから感謝行により、素早く本当の自分が姿を現わします。そのスピードが最近著しく早く、笑顔セラピーでも無条件の幸せ、喜びを実感する人がどんどん増え続けています。

 2014年は祈りの時代の夜明け、その先鞭を切って真剣に唱える人が必要です。「ありがとうございます」に出会ったあなたは、みんなを真実の世界にいざなうリーダー役、そして一番先に最高の幸せになる人なのです。さあ、始めましょう!!

のさかれいこ