2013年5月号 「ありがとうございます」は絶対プラスの言葉

 幸せという字を書くのに、最初の一画である「一」を書き忘れると「辛」という字になります。幸せに生きる為に、一番最初にやるべき一番大切なことは何でしょう。それは祈りなのです。

古き良き時代の原住民族は、朝起きて祈り、一日の終わりに祈っていました。だから私達は日常は、「幸せ(成功、ご健勝 他)をお祈りします」と言い、七五三や初詣、厄払い、そして結婚式やお葬式には、宗教を持たない人も、皆さん手を合わせ祈りますね。

幸せの極致、極楽浄土の事を仏教では彼岸と言い、向こう岸にわたる必要があるようです。向こう岸に連れて行ってくれるお舟が、祈り言葉、つまり「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」また「アーメン」などの真言なのです。どんな宗教にも真言があって、その真言を唱える、つまり「祈り」をするように教えられます。

 

現代人は、一番最初にやるべき一番大切な「祈り」を忘れてしまったようです。そのためいろいろな苦難がこの地球上を席巻していますね。原発の問題、環境汚染の問題、国際間の紛争、天災の多発、水不足の問題も深刻です。

我々の住んでいる現実世界は、相対の世界です。相対の世界では、幸せと不幸、病気と健康、成功と失敗、平和と戦争・・・裏と表の関係で必ず繰り返しやってくるのです。それは絶対的宇宙の法則です。

もし一切の病気も怪我もしたことがなかったら、健康の意味は理解できるでしょうか?

いつも太陽がさんさんと降り注いでいたら「明るい」という言葉は意味をもたないのです。つまり相対の世界は必ず表と裏があり、表だけの状態はこの世に存在できないのです。

しかし彼岸は絶対の世界です。男と女もなく、病気と健康、不幸と幸せ、喜びと悲しみもありません。だから仏様は男でも女でもないのです。無限健康、無限の喜びと幸せ、絶対平和、完璧な守り等、絶対の世界には絶対プラスがあるのみです。

 

だから、絶対プラスの言葉を使うのです。相対の世界には、プラスの言葉とマイナスの言葉がありますが、絶対の世界には絶対プラスの言葉が存在します。それが真言です。だから真言をくり返し唱えていると、彼岸に行けるのです。これは決して、宗教の教えでも絵空ごとでもなく、真実なのです。リアルな現実の出来事として、何人もの笑顔セラピーの受講生の方々がその体験を報告してくださっています。

「ありがとうございます」の真の意味は「無限の無限の幸せ(喜び、健康、調和、安らぎ、繁栄、成功、他全てのプラス)が無限に無限に一杯」そんな壮大な真言、宇宙語なのです。表向きは感謝の言葉で相対の世界の言葉ですが、奥に存在する真の意味は絶対プラスなのです。

相対の世界も絶対の世界も「100%言葉通りになる」のです。だからこの壮大な絶対プラスの言霊「ありがとうございます」を唱える事が出来る人は、その言葉通りを受け取ることになる、つまり絶対の幸せを約束される人なのです。

ありがとうございます。

 

のさかれいこ