2017年9月号 自由と幸せ

自由と幸せ

 誰もが幸せになりたいと望んでいます。幸せになる為に、まず必要な物は何でしょうか?

 それは自由です。どんなにお金があっても、良い友達や家族がいても、能力があっても、自由がなければ人間は幸せを感じることは出来ません。

素晴らしく栄養があり最高に美味しい食物でも、いきなり口をねじ開けられ、ほり込まれたら、美味しく幸せな気持ちで食べられるでしょうか?またどんなに高尚で皆に羨まれるような立場や仕事で、収入も多くても、自分が選んだのではなく、強制執行としてやらされたら、やりがいを感じ幸せでしょうか?自分の意志で手に取り食べたから美味しく幸せであり、自分で望んで就いた仕事や立場だから、充実した日をすごせるのです。

 

笑顔をつくる、言葉を使う・・・この二つが自分の人生を自由に選ぶツー為のツール

 実は、神様は人間に幸せになれるよう、大きく絶対の自由を与えてくださっているのです。

 それは、意識です。意識は言葉についてゆくのです。言い換えれば、言葉通りになるということです。

 だから、自由に言葉を選ぶことによって思う人生を生きられるのです。

 そして笑顔をつくる自由です。人間のほっぺの筋肉は随意筋といって、自分の意識によって自由に動かせます。自分の意志で、ほっぺの筋肉をヨイショと持ち上げることが出来るのは人間だけです。ほっぺの筋肉をもちあげて笑顔をつくると、快感ホルモンと呼ばれる数種のホルモンが分泌され、その結果リラックスでき、楽しくなって心からの笑顔になれるという訳です。と同時に笑顔をつくると免疫力も上がって病気と無縁になり、同時に血流も良くなるので、疲れにくく元気になります。また脳波がα波になるので、潜在能力や直観力、想像力が出てきて、何をやってもうまくいき、又効率能率もアップし、良い仕事が素早くできてしまう、つまり、健康で心身の能力もアップするして、快感ホルモンによって上機嫌ですごせるってわけなのです。その為にはまず自由に笑顔をつくる為に、ほっぺの筋肉をあげればいいというわけで、神様は自分の意識で何を選ぶか、どんな人生を歩むか、自由に選べるように、言葉と笑顔を自由自在に選べるように、与えて下さっています。

 どんなに不自由な体でも、どんなに貧乏でも、笑顔をすると決める、そして言葉を自由に選び、選んだ言葉通りの人生を歩む権利は、公平に与えられているのです。

 

だから例え相手の為であっても、相手の自由を束縛する行動や躾や教育は悪です。

イギリス中の問題児が集まっているサマーヒルという学校の校長の二イル氏は生徒の事を「まるで小さな悪魔のようだった。世の中を呪い、破壊的でマナーも悪く、嘘はつくし、盗みも働く、あるいは癇癪持ちですぐキレる」と述べています。ところが入学して半年もたつと、子供たちは幸福で健康になり、悪いことは何もしなくなるのです。

その間、先生達は一切の注意や叱責をせず、全面的にありのままの姿を受容し、自由を与えます。盗癖のある子に対しては、それを矯正しようとはせず、時には校長であるニイル氏が盗みに付き合うこともあったり、破壊壁のある子と一緒に窓ガラスを割ったりするというから驚きます。

まず与えるべきは自由であり、そして無条件の愛と信頼の力が、その人をその子を幸せにするのです。

 

無条件の愛は「ありがとうございます」の言霊から生まれる

そんな無条件の愛は「ありがとうございます」という愛のパワーの言霊によって、誰にでもたらされます。人間の本質は、誰でも全て、無条件の愛そのものだからです。感謝行によって本来の自分に戻ることが出来るのです。

ただし本気で、信頼して、感謝行を実践するかどうかも、全てあなた自身の自由な選択で決まるのです。