2017年4月号 マイナスが生きる力となる

マイナスが生きる力となる

今、桜の花が満開の日素晴らしい日本島です。冬の次にホッと温かさに触れ、桜の蕾をみつけた時、「春だな」ってなんだかうれしくなりますね。又暑い夏にほとほと疲れた肌に、ふと涼やかな風を感じた時、やっと訪れた秋に、ふーっと癒されます。

 四季のある日本を喜ぶ瞬間です。四季があるからこそ、春と秋の訪れを喜べるのであって、もしずっと春なら、そんな喜びは全く感じない。

 同じように、病気が癒えてやっと起き上がれた日は、当たり前の日常が喜びです。私もぎっくり腰で一切動けずおしめをされて4日間入院していた後、やっと自力でトイレに行けた時、思わず「私トイレに行ける。すごい!」と思いました。しかし今では当たり前で、トイレタイムは面倒くさいとさえ思ってます。大病を患っている人は、日常の小さな当たり前が喜びです。

プラスばかりがずっと続く人生は、実はひたすら退屈で、その退屈感はやがて心を腐らせて生きる力さえなくなってしまうのです。だからマイナスこそが、生き抜く力をつける為必要なのです。幸せを目指す為にも、まずマイナスを経験することが必要なのです。

マイナスがあってこそ、当たり前が幸せだと気付き、感謝できます。マイナスの状況は我々人類に神様が与えて下さった感謝の心を持つためのトレーニングなんですね。だからマイナスの大きい人ほど、プラスを受け取る力がつき、幸せも大きくなるのです。

 

プラスとマイナスは周期をもって循環する・・・絶対法則

 生きるためにはマイナスとプラスを交互に繰り返すことが、絶対に必要なのです。

だから、春夏秋冬、昼と夜と同じく、誰の人生もプラスとマイナスは、周期をもって必ず繰り返すのです。この法則はまだ、あまり知られていませんが、絶対法則なのです。

 しかし、病気になった、仕事で大失敗をした、失恋した時などに「あゝ、これで感謝の根が深くなる。良かった!」と達観出来る人は少ないでしょう。やはり苦しみ、何とかこのマイナスから逃れたいともがく、生きるとは何と厄介なことなのでしょうか。

 

永遠の幸せの世界、絶対の世界へ

しかし、大丈夫!!マイナスとプラスは相対ですが、対立を絶している、つまり絶対の世界に暮らす自由と権利が万人に与えられているのです。

それは、肉体人間としてではなく、神として生きることです。

「そんなことできるはずがない」とお思いですか?それは、残念な思い込みです。

自分でしっかりと決意して神名を呼び続けるだけで、一切のマイナスのない絶対プラスの世界に入ることが出来ます。神名とは「ありがとうございます」です。「ありがとうございます」は日常の感謝の言葉を超えて、その奥は真言として絶対愛のエネルギーを秘めた言霊です。無限の愛、無限の叡智、無限の幸せ、無限健康、絶対平和と調和、全ての絶対プラスの言葉であり、まさにそれが神なのです。とても壮大な幸せと喜びと愛に満たされ、幸せはずっと続きますが、決して退屈になることもなく、常に新鮮で幸せ一杯の今ここが永遠に続きます。

地上天国はあなたのすぐそばにあるのです。そして地上天国こそが我々の真の故郷なのです。つまり本来自分自身が神なのです。それに気づく時代が、ついにやってきたのです。