2015年3月号 救済の宇宙船「ありがとうございます」

世界一貧しい大統領の演説

「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、もっともっとと欲しがることである」

 これは、世界一貧乏な大統領、ウルグアイのムヒカ大統領がリオデジャネイロで開かれた国際会議の演説の一部です。ムヒカ大統領は給与の90%を貧しい人のために寄付をし、大統領の公邸には住まず、町から離れた農場で奥様と花や野菜をつくり、運転手付きの立派な車に乗らず、唯一の財産である友達から譲り受けた古びた愛車を自ら運転して、公務に向かいます。

 彼はリオの国際会議で世界各国の代表者に問いかけます。

 「10万時間持もつ電球を作れるのに1000時間しかもたない電球しか売ってはいけない、商品の寿命を縮めできるだけ多く売らなければならない社会、あくことなく物を作り売る、この悪循環がストップすると不景気という妖怪が一人一人を襲います。たくさん物を作ってたくさん売り、働いて物を買い使い捨てる、もはや人類が作った消費社会の大きな流れをコントロールできない。逆に人類は情け容赦ない競争社会にコントロールされているのです。目の前にある危機は地球環境の危機ではなく私達の生き方の危機です」

 

地球が危ない

今我々は噴火寸前の火山の火口の上で踊り狂っている、また政治家や経済人は、津波がすぐそこまで来ている建物の中で景気対策の会議をしているような危機的状態です。

今世界中に蔓延している病気、特に先進国の人々のほとんどがかかっている「貧乏」という名の心の病を治さなければ、地球の危機は回避できません。

 

救済の宇宙船 現る

そこへ現れたのが、「ありがとうございます」という不思議な力を持った言霊です。

人間だけが自由に自分の運命を選ぶことができ、そのために自由意志で動かせる表情筋と自由に選べる言葉があります。ヨイショとほっぺの筋肉を上げると、瞬間に波動も上がり、免疫力、血流、自律神経のバランスもアップする、そう人間だけの特権、意識して笑顔をつくれるのです。そして人生は100%選んだ言葉通りになるのです。

笑顔と言葉はどんな魔法でも可能にする、人類に与えられた「どこでもドア」です。

しかしこの地球は、今切羽詰まった危機的な状況にあり、一般のプラス言葉ではもう間に合いません。魔法力を持った真言といわれる言葉の中でも最強力な言霊が必要です。それが「ありがとうございます」なのです。この言霊は、表面は感謝の言葉ですが、その奥には絶対プラスの光を秘めている救済の宇宙船なのです。

皆でたくさんの「ありがとうございます」を唱えて、この地球を荒れ狂わせている「貧乏」という病から人類を救い上げ、安らぎと幸せの満ち溢れた惑星に戻す・・・これは私の悲願です。

感謝行の学びと実践にお越しください。感謝行は一人でやると一倍の効果ですが、皆で気持ちを合わせて実践すると人数倍の相乗効果が起きるのです。まず唱えたあなた自身の人生が驚くほど変化し、次に周りがどんどん変わり、地球が変わります。

さあ、力を合わせましょう。

 

のさか れいこ