2014年11号 現実の全ては望み通り

 私たち人間にだけ与えられた根源の法則は、「すべて言葉通り、思った通り、望み通りになる」ということです。人間は思った通りのことが起きていると安心、予想外のことが起きると不安だから、マイナスの事でさえ思っ

た通り信じた通りになることを暗に望んでしまっています。

しかし、この法則を知る人に「あなたは望んで病気になっていらっしゃるのですね」「あなたは失敗が好きで、よく失敗しているのですか」と質問したらどうでしょう。「その通り」と答えるでしょうか?それどころか怒りだすでしょう。

全ての人の全ての望みは全て叶っている

例えば、「忙しくて休む暇もなくて辛い」と感じ、しかし「サボるのは嫌だ」と思っている人は、病気になるとサボらずに休めます。また、人生や仕事で自分のしたことの最終結果を見たくない、又その責任を取るのが怖いと感じている人は、病気になるとそこで人生や仕事路線からリタイヤして、最終結果を先延ばしにして見なくて済み、「病気だから仕方がない」という大義名分があるので、責任も取らなくても良いのです。競争して負けるのも嫌だし、相手を打ち負かして嫉妬されるのも避けたいと思っている人も、病気で競争をリタイヤすると勝ち負けを避けられます。

 このように、いくつかの望みが絡まって一つの結果を生むことがあるので、黄色が好き、青も赤も紫も緑も欲しいという人は、それぞれの色が手に入らず、混ざって黒色が現れます。

 「お金を稼ぐのは大変」と認識している人は、簡単にお金が入ってきては、思った通りになっていないので、苦労をして手に入れると納得します。

「空中からお金が物質化して現れる」と望んだら現れる・・・そうあなたは信じられますか?やってみたけれどやっぱり現れなかったという人は、心の奥では「そんな奇跡は起きるはずがない」と思っているから起きないのです。思った通りになるというのは100%絶対真実です。現に、工学博士で自動ドアや炊飯器など3,000点以上の発明をされた政木和三先生(故人)が、お金を物質化したところを何人もの人が目撃しているそうです。

「無理をすると病気になる」と望んでいる、つまりそう信じている人は、強靭な体ではなく疲れやすい体が丁度いいのです。「病気は名医にかかると治る」と信じているから自然に治ってはだめ…などなど、「信じた通りになる」ことを死守したい自分が潜在意識にかくれんぼしているのです。マイナス思考の人は、信念を変える勇気がなく、ずっと同じ信念で同じ状況を続ける人です。

常識や過去という縛りを解く言葉「ありがとうございます」

過去に世間や教育の中で「これが正しい」と常識を教えられ、それを受け入れたから、常識通りになり、常識という固定観念に縛られます。「そのままのあなたではだめ、努力しなければ幸せになれない」と教育された人は、やりたくないことも歯を食いしばって努力する人生を歩んでいるのです。そして、その思いは長い時間が経過してから現実化するので、ますますいつそんなことを信じ望んだのかは、自覚できていません。

 その縛りを解く、思いの色眼鏡を外す魔法の言葉「ありがとうございます」で、常識や思い込みが一つ一つ取れ

て自由自在になり、「ああ、幸せ」と言うと瞬間にその言葉通り幸せいっぱいの人生が現れるのです。

のさかれいこ